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R-134A(HFC-134A)は、R-12(CFC-12)の代替物質として開発された化合物です。高い安定性を持ち、主にカーエアコンやターボ式冷凍機の冷媒として使用されています。
R-410A(HFC-410A)は、R-22(HCFC-22)の代替冷媒として開発された混合冷媒です。R-32(HFC-32)とR-125(HFC-125の2種混合で、擬似共沸冷媒です。 R-22と比べて高圧のため冷暖房能力が高く、主にルームエアコンやパッケージエアコンの冷媒として使用されています。
R-404A(HFC-404A)は低·中温度域に対する業務用冷凍機器に使用されているR-502(HCFC-502)及びR-22(HCFC-22)の代替冷媒として開発されたR-125 (HFC-125)、R-134A(HFC-134A)、R-143A(HFC-143A)の3成分からなる擬似共沸混合冷媒で、ショーケース、保冷車、製氷機などの冷媒として優れた特性を有しています。
R-407C(HFC-407C)は、空調機や中温度域に使用される冷蔵機器に使用されるR-22(HCFC-22)の代替冷媒として開発されたR-32(HFC-32)、R-125(HFC-125)、R-134A(HFC-134A)の3成分からなる非共沸混合冷媒であり、空調機、チラー、自動販売機等の冷媒として優れた特性を有しています。
R-507A(HFC-507A)はR-22(HCFC-22)およびR-502(HCFC-502)の代替冷媒として開発され、R-125(HFC-125)とR-143A(HFC-143A)から構成され、熱伝導性や圧縮効率が優れたため、冷凍冷蔵倉庫や製氷機等の共沸混合冷媒として使用されています。
R23はR-22よりも7~9%、R404よりも2~7%効率が高く、R-502代替冷媒の中で最も高い効率と能力を有しています。共沸混合冷媒である為、組成変化は極めて小さく、気液両相からの充填が可能ですが、組成変化を小さくするため、液相からの充填が推奨されています。
R-22(HCFC-22)は高い安定性を持ち各種空調及び冷凍冷蔵機器に使用されるHCFC系の冷媒です。R-22はオゾン層保護法によって規制されている物質です。モントリオール議定書に基づき、新規機器用冷媒としてのR-22は2009年末を以って生産終了です。ただし、補充用(メンテナンス用)冷媒向けには、2019年末まで生産が許されています。
R125のオゾン破壊係数(ODP)は0ですが、地球温暖化係数(GWP)は高いです。R404A、R407C、R410A、R507Aの原材料として使われています。
DME(ジメチルエーテル)は、エーテルの一種で最も単純なものです。DMEは、オゾン層の損傷や温室効果のない新しい種類の環境保護冷媒です。基本的な化学原料として、ジメチルエーテルは、その優れた圧縮率、凝縮、蒸発特性により、医薬品、燃料、農薬、その他の化学産業で多くのユニークな用途があります。高純度のジメチルエーテルは、大気環境の汚染とオゾン層の破壊を減らす為に、フレオンの代わりにエアゾールスプレーと冷媒として使用できます。
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